茶祖礼讃

お茶のルーツは誰なのか?

ESN-008 茶と鎌倉仏教

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茶は当初より、禅と表裏一体だったのでしょうか? 鎌倉時代の傑僧を見ると、少しイメージが変わってきます。

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華厳密教を大成した明恵の後の世代にあたるのが、叡尊です。明恵の28歳歳下で、もともと天台僧だった栄西とは60歳差。鎌倉時代密教界から活躍した高僧たちは、何かと茶を活用したようです。まだ日本に禅が根付ききっていない時代、茶はどうやら密教と距離が近かった印象です。

加えて現代では、それぞれがバラバラに茶祖として讃えられがちです。ですが、鎌倉時代の仏教者という一連の流れで見ると、三世代に渡る茶への想いが継承されているかのように感じます。栄西が『喫茶養生記』で茶の価値を広め、明恵が日々に取り入れ、それを叡尊が受け継ぐ。

そんな背景がありながら、叡尊はいよいよ仏教者としての生涯をスタートさせます。彼は、仏教者としてどのように茶を活用していくのでしょうか。

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